株主の皆様には、日頃から格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます。
ここに、当社の第64期中間会計期間(2024年3月1日から2024年8月31日まで)の事業報告をさせて頂きます。
株主の皆様におかれましては引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。
当中間会計期間におけるわが国の経済は、好調なインバウンド需要や企業収益の堅調さから底堅く推移し、緩やかな回復基調となりました。個人消費におきましても、賃上げを背景とした雇用・所得環境の改善により、宿泊、飲食、レジャー等のサービス消費は堅調であったものの、物価上昇や消費者マインドの停滞などの課題も残り、勢いを欠くものとなりました。また、ウクライナ、中東情勢も今後の日本経済に影響を及ぼすことが予想される状況であります。
当中間会計期間の営業収益につきましては、「ホームセンターは、農業、園芸、資材、金物、工具、ワーキングの専門店である。」の基軸のもと、園芸農業、資材工具関連部門を中心に継続して商品力の強化に取り組み、当社が主力とするホームセンター事業においては前年同期を若干ながら上回りましたが、関連事業におけるブックセンター店舗の閉店により全体では前年同期を下回りました。
春先は低温、天候不順の影響を受けたものの、売上の多い春の大型連休中は概ね天候に恵まれたことにより堅調に推移し、夏場は梅雨明けが例年より遅かった影響もありましたが、梅雨明け以降は記録的な猛暑による夏物商品及び南海トラフ地震への備えや大型台風対策として、防災・災害対策関連商品に動きが見られました。店舗につきましては、当中間会計期間において、ホームセンター2店及びブックセンター2店を閉店いたしました。
当中間会計期間の売上高及び営業収入は、235億7千4百万円で前年同期比5千4百万円(0.2%)の減少となりました。売上高は、231億3千5百万円で前年同期比4千6百万円(0.2%)の減少、営業収入は4億3千9百万円で前年同期比7百万円(1.7%)の減少となりました。
損益面では、売上総利益の増加と、前年同期は発生した新店出店に伴う経費が当期は発生しなかったことや、それ以外の経費についても削減に取り組んだことにより、販売費及び一般管理費が減少し、営業利益は8億4千5百万円で前年同期比3億4千5百万円(69.1%)の増加、経常利益は8億4千1百万円で前年同期比3億3千9百万円(67.4%)の増加となりました。中間純利益につきましては、5億5千8百万円で前年同期比2億7千6百万円(98.3%)の増加となりました。
当事業年度におきましては、ホームセンターの開店1店と全面改装1店を予定しており、引き続き売上高の増加と、収益の向上に努めて参ります。
2024年11月